好き勝手言い放って勝手に帰ったよ。 『もっと人を信じれば?』 その一言がやけに心に響いていた。 騙して偽って欺いて嘘をついて。 ずっとそうやって生きてきたって言うのに、同い年の女子に全面否定された。 こんな屈辱で嬉しいことがあるか。 これからは人間らしく生きれるかもしれない。否定されて帰る人生ってのもありかな? 荒んだ僕の思いはたった一人の純粋な女子によって改革の兆しを見せた。 さて、次はだれを好きになろうかな。