結局帰宅したのは、よい子が帰る時間を優に超えていた。 踊り狂って、めったに使わない体中の筋肉が悲鳴を上げていた。 とっとと風呂に入って、すばやく寝室のベッドに潜り込んだ。 「っダメだこりゃ………明日、部活死んだな」 筋肉痛だろうがインフルエンザだろうが一縷の情けをかけない月緋の顔を思い浮かべ、軽く震えた。 仰向けに倒れなおし、蛍光灯をオレンジ色にした。 今思い出したように、引き出しから今日買った天使のネックレスを摘み取る。 オレンジ色の傾向問いにかざすと、向こう側をぼんやり映し出す。