うん。もう大丈夫っぽい。 水で腹を満たしてきたので、幾分かリラックスできていた。 鏡の奥の自分に深く頷き、鏡を閉じる。 帰ったらまず謝ろう。なんか今日はおかしかたって。オムライスの材料も買ってっと……… 「”葉木”先輩」 振り向くと千秋が般若のお面をかぶったような表情で立っていた。 「少しいいですか」