またもや私を助けてくれたのは 「お前………何がしてえんだよ」 この優しい温もり。 ひっくり返りかけて救ったくれた礼も言わず、また奇声を発してドアに体当たりしていった。 鍵が酸化していたせいもあるかもしれないが、その一撃でたやすくドアごと外れる。 そのまま「うわああー」と悲鳴を上げながら自分の教室へ猛ダッシュした。 「………何かのボケか?」