「おいナギサ」 「んー?」 夜食のポテトチップスを加えていた私は、首だけべリアルに向けた。 べリアルは興味深そうに一枚の紙を手に持って眼を落している。 「何?」 ポテトチップス(グリコ味)をかみ砕き、ソファから身を乗り出してみる。 椅子に座って、足を組んだままべリアルは尋ねてくる。 「明日、ドッチボール大会があんのか」