‐槍騎士の姫‐



王室に入るとセイス国王は既に待っていた。


レイは跪き、問うた。


「何のご用ですか、父上。」


「うーん…………。」


ちょっとためらってからセイス国王は口を開いた。


「……。ディル王子と結婚してもらう。」


「……はぁ!?」


思ってもみないことを口にだされ、つい騎士道を忘れ立ってしまった。


「お言葉ですが、父上!何故私があの無礼男と契りを交わさなければならないのですか!!!」


セイス国王は顔をしかめて考えた。


「そんなこと言われてもなぁ…。アイリスもディル王子と結婚して欲しいって言ってるし、何よりお前はもういい年じゃないか。」


怒り狂ったレイはとりあえず反論する。


「私は男には興味ないっ!!!いい年って去年成人の儀を終えたばかりじゃないですか!!!」


「あー、はいはい。じゃあ式は明後日で。」


めんどくさくなったセイス国王はとりあえず終わらせ逃げた。



「父上!!!!」



逃げられてしまった…。

くそっ……。


冗談じゃない……!!


式明後日とか早っ!!!