‐槍騎士の姫‐



「何の騒ぎです!?まぁ!ディル!姫に切りかかったのですか!?ほんとすいません!!!」


必死に謝るアイリス女王。

しかし、ディルは何食わぬ顔で立っている。


「全然大丈夫だ。うちの娘もやわではない。私達もそろそろ帰るか。」


「ほんとごめんなさい…。」


レイは大丈夫ですよ、と言いながらこの部屋を去った。


レイがディルと対面している間、女王と国王はレイとディルの話をしていた。


「綺麗な娘さんですのね。御結婚はされているのかしら?」


「うちの娘はどんな男も近付かんのでな。結婚なんて無理だと思うが。アハハハ!」


結婚は成人の儀をうけたものだけが出来る。


レイは去年うけたばかりだ。


「よかったら私の息子と結婚なんてどうかしら?」


ディルも丁度去年成人の儀をうけたそうだ。