ルーファの城の中に入り、
王室と向かった。
「こちらになります。」
使いの者が扉を開けると、そこには黄金で修飾されたシャンデリア、黒の大理石の床。とても豪華な部屋だった。
さすが一番大きな国だけのことはある。
玉座には女王が座っていたが、レイ達が入ると立ち上がった。
「ようこそ、我が国へお出でくださいました。御ゆっくりしていってくださいませ。」
レイは跪き、セイス国王は女王に近付いた。
「久しいな、アイリス!」
「そうですね、セイス。」
アイリス女王とセイス国王は、昔同じ村に住んでいた。
しかし、双方の家が力をつけて行きそれぞれの道を歩み、一国を治めるほどになった。
そういう訳で昔から親しい仲だったそうだ。
ちなみに、アイリス女王とセイス国王はどちらも夫、妻を亡くしている。
女王と国王が結婚したらいいのにと思うかもしれないが、
再婚は掟により出来ないのだ。
恋をしても実らないというやつだ。


