「李玖がヤキモチやいてくれない」 そう言って、あおちゃんの顔を見ると 本気で呆れた顔をされた。 だって…、だって! あおちゃんは彼氏の瞬くんに溺愛されている。 あおちゃんが他の男子と話しているのはもちろん、 男の先生と話しているだけでも、かなり分かりやすく嫉妬してくれている。 あおちゃんは、ほんの少しだけ面倒臭そうにしているけど、やっぱり嬉しそうだ。 あたしはそんなあおちゃんが少し…、いや、かなりうらやましい。