今日は、いよいよ〔野いちご〕の発売日。
私と竜輝の私生活を紹介する。
朝、下駄箱の所でグルのみんながいた。
「おはよう」
「おはよう、杏見た?」
「まだ、みんな早すぎ」
「まさかまだ買ってないの?」
「うん、帰り」
私たちは教室に別れて鞄をしまう。
「藤井さん、おはよう」
「あっ、おはよう」
同じ学年の意地悪なグループ5人。
「藤井さんってモデルやってたんだー」
「うっ、うん」
「ココで話すのもなんだし違う所行こうか」
私は5人について行く。
着いたのは屋上。
誰も使っていなくて見つからない。
「藤井さん、何この写真。ぶってんのよ」
「いや、そういうポーズだから」
バンッ。
1人の子に叩かれた。
「うざいんだよ。地味なんだから、地味らしく生きてろよ」
「そうだよ。本音たちに近づいてんじゃねーよ」
私を残し、5人は去ってしまった。
チャイムが鳴った。
私は遅刻決定。
1人で屋上でただ泣いていた。
その頃、校舎の中ではグルや先生たちが私を探していた。
『杏、どこ~』
『藤井さーん』
みんな声を出して探している。
