蝶凛3 Never Say Never




そこには少しも笑ってなくて…


どこか寂しげな表情をした慶一郎が立っていた


わかっている


慶一郎はそこまで悪い人ではない


だって、私がレーちゃんに嫌悪感を抱いている時に助けてくれたのは彼だ…


それにいくら残酷な表情で笑っていても、目が笑ってなくても


私はそのほほ笑みに助けられてきたんだから…


いつか…


私が人質に取られた時に発砲するほど怒ってくれたことがあった


きっと彼の笑い方は残酷でも…



彼は私を愛してくれていた



それが彼なりの愛情表現だったのかもしれない…




今の慶一郎の表情はあまりにも私の心をえぐりそうで…



つい、目が離せなくなってしまった





私はこれで合っていたの…?



本当に後悔していないと、言える…?