あたしはハッキリとそう言った
一番近い席で見ている慶一郎の父親も、目を見開いている
あの人は鬱陶しいから後が大変だ
殺されてもおかしくはない
だってこんなにも大勢の前で“誓いません”だなんて言ったのだから
あのプライドの高い慶一郎の父親だからね…
でも後悔はしていない
それよりも清々しい何かが全身を駆け巡っていた
あたしは尚も言葉を続ける
東「私は、この先何があろうと…
世界に味方がいなくなったとしても
世界に一人ぼっちになってしまったとしても」
そこで一旦言葉を区切る
そしてキッと鋭い視線を参列者に向ける

