その人を殺そうとしている目を見て震えあがった
初めて抱いた彼に対しての恐怖心
あたしは彼の何を、どこを見ていたのだろう?
彼が優しい?
どこが?
優しい人はこんなことをしない
笑った彼の顔はいつもと一緒だった
つまり、いつもこんなふうに残酷に笑っていたのだ
どうして気がつかなかった…
止めなければ
止めなければ
そう思って必死に言い訳を探す
そして
「おばあちゃんが自分の前で死んだのはあの子の所為でしょ?
だったら生きてる方が辛いでしょ?
だから、殺さないで」
あたしはニヤリと残酷に笑った
勿論演技だ
もう、こうするしかなかった

