蝶凛3 Never Say Never




その人を殺そうとしている目を見て震えあがった



初めて抱いた彼に対しての恐怖心



あたしは彼の何を、どこを見ていたのだろう?


彼が優しい?



どこが?



優しい人はこんなことをしない


笑った彼の顔はいつもと一緒だった


つまり、いつもこんなふうに残酷に笑っていたのだ



どうして気がつかなかった…


止めなければ


止めなければ


そう思って必死に言い訳を探す



そして


「おばあちゃんが自分の前で死んだのはあの子の所為でしょ?


だったら生きてる方が辛いでしょ?


だから、殺さないで」



あたしはニヤリと残酷に笑った



勿論演技だ


もう、こうするしかなかった