あたしの目の前で、睨んでいるおばあちゃんの顔も、二度と笑いかけてはくれないだろう、と思った
だけど、顔を力いっぱいふり、その思考を消した
そして思い出す
彼女の所為で…と
「殺して!!早く!!今すぐあたしの目の前から消してよ!!」
気がつけば叫んでいた言葉
それの意味に気が付き、口を押さえた時に頬の濡れた感触
それに気がついたときには遅かった
レーちゃんを庇うように抱き締めたおばあちゃんの体には、いくつもの穴
乾いた音がいくつも連なって、それらはすべて、おばあちゃんに当たっていた
そこで体が震えた
否、さっきから震えてはいたが、おばあちゃんの顔を見た瞬間
おばあちゃんはあたしを見て、優しく笑いかけてくれた

