うとうと。



日付は変わって、12時半。



君からの返信は相変わらず来ない。




ベッドに横になって、携帯をにぎりしめる。




今夜はもう、返信来ないのかな。


もう、12時半だしね。


なんて自問自答。



お蔭様で、課題は手付かずです。


心臓がきゅうって、して、君のことでいっぱいで。



なんにも手に付かないの。


ほんと、馬鹿みたいだけどさ。

だけど、そうなっちゃってる。


たった、3行の君の言葉が欲しいだけなんだけど。



こんなにも、難しい。



ばーか。





うとうと。





うとうと。






震える携帯、

君だけの、着信音。


一気に眼が覚める。
ベッドに正座。

こんばんは。5時間振りの返信。

にやつく口許を抑えられません。

3行どころか、2行だったけど。

うれしいね。


つい、欲張りになっちゃう。


いつもより早く動く指。


まだ、君の言葉が欲しい。


もう1通だけ、もう1通だけ。


はやく、はやく。


送 信




*返信スピード1.5倍速*

(以下、また君を持つ、無限ループ)