side 恋華



秋は私の大切な人。


それに、本当の私を見つけてくれた。



でも、またあんなことになったら…



それに、龍牙の事もある。



「恋華、俺はもうお前を離さない。もう失いたくないんだ。俺の横にずっといてくれ。」


秋は私の上におおいかぶさり抱きしめる。


暖かくて懐かしいにおい。


あの頃を思い出す。


秋といるのが楽しかった日々。