そこには恋華の字で
秋へ
ごめん、あたしのせいで。
秋が起きる頃には私は海外かな。
やっぱり私は好きな人なんか作っちゃいけなかったんだ。
もうきっと会えないけど、
ずーっと大好きだよ秋。
一緒に幸せになりたかった。
恋華
なんだよこれ、ふざけんな!!
「恋華っ・・・なんで・・・。」
俺は泣き崩れた。
「秋、聞いてあの子は私にあなたを生んでくれてありがとうって言ってくれたの。少しの時間だってけど秋と過ごせて幸せだったて。」
母さんは俺を抱きしめそう言った。
それから俺は高校を編入しプロのピアニストを目指した、
そうすればいつか恋華に会える気がして。
あれから2年俺は学園のガーデンに向かった。
歩いているとドンっと誰かにぶつかった。
そこにいたのは探し続けたシンデレラ。
懐かしい声で
「秋・・・・・・。」
俺の名前を呼ぶ。