それから夏休みも終わりに近づき、
公園で遊んでいた恋華が急に深刻な顔をして
「あーもうすぐ夏休みも終わっちゃうね。」
悲しそうな顔で俺を見つめる。
「そんなに夏休みが終わってほしくないのかよ。」
冗談めかしくいうと、ふふっと恋華は笑い
「うん、だって秋と毎日会えなくなっちゃうもん。」
頬に涙を流し俺に抱きつく。
「会えないって・・・どういうことだ。」
抱きついてきた恋華を離し聞く。
恋華が言うには、夏休みの間は恋華のおばあちゃんの家に
泊まっていたらしい。
だから夏休みが終われば恋華は家に帰らないといけない。
それを聞いた俺は恋華を強く抱きしめそして
「恋華、好きだ。俺と付き合ってくれないか。」
それしか言えなかった。
恋華をつなぎとめるにはほかに方法がなかった。
俺はまだ中学生だし恋華を連れ去ることさえできない。
恋華はうなずき俺を強く抱きしめた。

