「いやっ。」
彼は残念そうにちぇっと言ってまたベットで眠りだした。
シャワーからあがると、龍牙がドライヤーを持ってきてくれた。
「恋華、すわって。俺がドライヤーかけてあげるから。」
龍牙はベットの上に座り、私にこっちに来るよう手招きした。
ドライヤーをかけながら龍牙は心配そうに
「体大丈夫か?」
とか
「恋華可愛かったなぁとか」
恥ずかしげもなく言ってくるから、
私は聞こえないふりをしていた。
ドライヤーをかけ終わり、することもない私たちはずーっとベットで抱き合っていた。
まるで恋人のように・・・・。
そんなこと考えていると龍牙が
「昨日さあのときやっぱりあいつのこと考えてたのか?」
あいつとはきっと秋の事なんだろう
多分違うといっても龍牙にはもうわかってるんだろう。
「うん・・。そうだよ、秋も龍牙と同じで私の弱いとこ見つけたりして。」
そんなことを思って龍牙とあんなことをするなんてどれだけ私は最低なんだろ・・。
「そんな顔すんな。俺はお前とひとつになれてうれしかった。今はそれで十分だ。」

