絶対無理!!みたいな顔をしてるから、
つい意地悪をしたくなった。
「いや、あの・・高倉君じゃだめかな?」
だめに決まってんじゃん・・・
「だめっ、名前で呼ばないとキスもっとすごいのするから。」
すると恋華は仕方ないかみたいな顔をして
「わかりました。り、りゅ、りゅうが君?」
かみかみでかわいいけど、それとこれはべつで
「君はいらない。龍牙でいい。」
「いや、さすがに呼び捨ては・・」
おどおどしている姿が可愛くてもっといじめたくなる。
「早く呼ばないと、キ・スするぞ」
なんて言ってしまう俺は完ぺきにドsだな。
しかしそこで運転手が恋華の家についたことを知らせた。
恋華はうれしそうににこにこしている。
「チッ、お預けか。」
残念、恋華の可愛い顔もっと見たかったけど。
「あ、っとじゃぁ今日はありがとう。お休み。」
そういってドアを開けようとする恋華を急に離したくなくなって
手を引いた。
恋華はとっさの事だったので、
「た、高倉君!?」
おれのことを名字で呼んだ。
ラッキー!
恋華はしまった・・という顔をしていたけど少し遅かったかな。
「罰ゲーム。」
チュッ
「今日はこれくらいにしておいてやる、次はないぞ。じゃぁな恋華、おやすみ。」
恋華の頬にキスをした。
このとききっと俺はこいつに恋をした。