「俺は悪趣味な女子高生に構ってる時間はないんだよ。ホラ、さっさとどいた」 そんなことを言いだすものだから、奇人だってこれ以上黙っていられるわけにもいかない。 私は幼稚なようだが、彼が言う足元に転がっているペンをさっと取り上げる。 「・・・何すんだ、返せ」 「返しません」 「敬語使ったって無駄だぞ、変態高校生」 そう言って彼が此方を睨んだのを確認すると、私はその男を威嚇するつもりを込めて「顔の右半分の筋肉をひきつらせた」のだ。 奇人のウインクフェイスに、動じない奴などいないのだ。