20××年、4月。 私は今年で、22歳になる。 皆さん、あの妄想奇人春川秋のことを覚えてはいるだろうか。 私は元気だ。 誰もいないところでつぶやいた22の私は、今勤務地へ向かうため、朝の街を歩いている。 晴れて今年になってようやく、就職が内定したのだ。 奇人だって就職できる。 皆さんも私を見習って 「あの奇人春川ができたなら自分でもできる」 そう思って未来への道を駆け抜けてほしい。 この私の姿を見て安心できる人がいるなら、それだけで元自宅警備員は本望である。