・・・何をしているのだ私は。 私がチョコを渡しそびれた様子は、前ページの成り行きからわかっていただけるだろう。 あまりの緊張に身体が固くなってしまい、チョコは膝の上に残ったまま。 このチョコを家で泣きながら食べるのか?そんなことのために作ったチョコではない。 小心者なのは仕方ないことだ。・・・けれど、後悔はしたくない。 私は赤い箱を手に取り、教室を駆け出た。 加藤先生の背中を追い求めて。