【完】キミがいた夏〜Four years later〜





携帯電話の時計を見ると夜中の12時近くになっている



「うわ…もうこんな時間…!?」



ガタンッ━━━‥‥…



大きな物音がして携帯電話から顔を上げると、通路の手すりに体を預けて今にも倒れそうになっている渚の姿



「渚!?」



私は夜中だと言うことも忘れて、大きな声で渚に駆け寄ると倒れそうになる渚の腕を急いで引っ張った




「どうしたの!?大丈…」



そこまで言って渚の異変に気が付いて、腕を掴んでいる手に力がこもる



この匂い…


お酒…?




「ん━━……‥‥綾香……?」



俯いた顔にかかったチョコブラウンの髪の間から、目だけをこちらにむけて私を確認すると
渚のボンヤリとした声が通路に響く



少し紅潮した顔



フラフラの足元



渚…酔ってるの?