【完】キミがいた夏〜Four years later〜




外で確認した通り、中はそれほど広くはなかった



カウンターとそれにそってボックス席が3つ、奥に2つ程用意されている



店内の装飾もやはり外国のアンティーク風に揃えられていた



ライトが落ちていてまだ薄暗い店内の中



カウンターに座る、女性が目に入った



顔は新聞を広げて読んでいるせいで確認は出来ない



けれど美鈴ではないことはわかる



店に入って来た俺達に気づいていないその人に、俺は静かに声をかけていた



「あの、すみません…」



するとその女性は驚いたように体をビクリと揺らすと、すぐに持っていた新聞を下に下ろした