外で確認した通り、中はそれほど広くはなかった
カウンターとそれにそってボックス席が3つ、奥に2つ程用意されている
店内の装飾もやはり外国のアンティーク風に揃えられていた
ライトが落ちていてまだ薄暗い店内の中
カウンターに座る、女性が目に入った
顔は新聞を広げて読んでいるせいで確認は出来ない
けれど美鈴ではないことはわかる
店に入って来た俺達に気づいていないその人に、俺は静かに声をかけていた
「あの、すみません…」
するとその女性は驚いたように体をビクリと揺らすと、すぐに持っていた新聞を下に下ろした



