【完】キミがいた夏〜Four years later〜





電車から降りて改札を抜けると駅の入り口で見慣れた顔を見つけた



「綾香、わりぃ…待った?」



すると綾香はすぐに笑顔になってお決まりの使い古された台詞を口にする



「ううん、今来たところ」



今日、講義がなかった綾香は家からこの駅までお姉さんに送って貰うことになっていた



「じゃあ行こうか」



綾香と合流して、ホッとしている自分に気がつく


とても一人で美鈴に逢いに行けそうもない


誰かに会いに行くのにこんなに不安になったことはない


いや…


同時にこんなにもドキドキすることもない


美鈴にもうすぐ逢える…