【完】キミがいた夏〜Four years later〜





美鈴は驚くほど近い場所に存在していた



電車を2回乗り継いだ、隣町の繁華街にある飲み屋



そこで働いているとその紙には記されていた



電車はどんどん美鈴に向かって進んで行く



美鈴は俺を快く出迎えてくれるだろうか



それとも…





俺はあの日見た、美鈴の瞳を思い出していた



冷たい…


冷たい目をしていた




不安とも期待とも言い表せない気持ちを抱えたまま



やがて電車は美鈴の住んでいる街で停車する



俺は重い体を引きずるようにして電車からノロノロと降りていた