暫く歩くと彼が突然、足を止めて私の顔を見る 「ほら、何か聞こえない?」 「え?」 耳を澄ますと、昼間の騒音に混じって微かな音が聞こえてくる ……ーンゴ───ン…………‥‥ リーンゴーン──‥‥‥…… え… この音って… そう思って彼の方を見ると、それと同時にまた歩き始める 「ねえ?あれって…」 「そうあれだよ、あれ」 そう言って彼が指を指したのは小さな教会だった