「でもよく眠ってたから…」 「いいから…叩き起こして…」 彼の懇願するような顔 もしかして私がいなくなるかもしれないとまだ思っているのかもしれない 私は彼に大きな傷を残してしまったみたいだ 「もう居なくなったりしないよ?」 「わかってる…けどダメなんだよ…」 そう言ってもう一度私を抱き締めた ごめんね… 離れろって言われても、もう離れられないのは私の方 それを分かって貰いたくて自分から彼の唇にキスをした