暫くして、大きな物音と共にバタバタと騒がしい音が聞こえた バタ─────────────ン!!! 「きゃ!」 勢いよく開いた扉の音と振動で 私は驚きの余りに、持っていたお玉を落としそうになる 振り向くとそこには彼の姿が… 「ふふっ…髪に寝癖が…」 私が言い終わる前に彼が私を背中から抱き締めた 「あぶないよ…」 「頼むから起こして…」 「え?」 私は彼の言った意味がわからずに後ろを振り向こうとした