「その大会に今年も参加するから…」 俺はそこまで言って美鈴に向き直った そして美鈴の両手を取って強く握る 美鈴は俺にされるままに俺の次の言葉を待っているようだった 「なぁ美鈴、その大会でもし俺が優勝したら…」 キミの 秋も 冬も 春も 俺にくれないか?