チリリーン─────……‥‥
『お店の入り口で佇む…髪がボサボサで無精髭をはやした男性
一瞬…誰なのかわかりませんでした…』
──美鈴…
──…っ…お父さん!?
──…美鈴…頼む
俺と一緒に来てくれ…
──え?
──もう俺にはお前しかいないんだ…頼む!
頼むよ!
今までのことは謝る、これからはちゃんと心を入れ換えて働くから…!
この通りだ!!
『そう言って、お父さんは私の目の前で土下座をしました…』
──お父さん…やめて…
──ううう…頼むよ…美鈴…
──……行く…から…
──…え…?
──…一緒に行くから…頭を上げて
『私にはそれしか言えなかった…
あんなお父さん見たくなかったから…』
やっぱり…
あの日…父親が迎えにきたのだ…
最悪のタイミングで…



