「シンデレラが魔法を掛けられて出てきたみたいに、私も彼も汚れを落として出てきた美鈴の変わりっぷりに声も出なかったわ」
透き通るように白い肌
大きな瞳に
控えめな唇
「キレイってこのこみたいなコのことを言うのねって羨ましいぐらい
今まで怒ってた彼が黙って美鈴を家におくことを許可したぐらいよ」
沙羅さんは親指を立ててしてやったりっという顔をした
「それから美鈴をソファーに座らせて、ココアを入れたわ
私も隣に座って、ココアを飲んでいる美鈴の頭を何気なく撫でたの」
『大変だったのね…でももう大丈夫よ』
「美鈴の瞳を見ていたらどうしてだか、そんな言葉が口をついてた
そしたらあのこ、その大きな瞳から
真珠みたいな大粒の涙をポロポロ溢して…」
『…ごめ…なさい…』
『いいのよ…泣きたいだけ泣きなさい』
そこまで話して沙羅さんは俺の方に顔を向けた



