「それから家に着くまで、だんまり決め込まれちゃってさ
ホントに強情なこを拾っちゃったわよ
それで家に帰ったら、ケンカしてた彼がいて…」
『沙羅!
誰だそのこは?』
『うるさいわね!そんな大きな声で言わなくても聞こえてるわよ
海で拾って来たの』
『はぁ!?また!?』
「怒る彼を無視して、私は美鈴にお風呂に入るように進めたわ
だってあのこ、髪はボサボサ、服はボロボロで
お世辞にも『キレイ』なんて言える代物じゃなかったの」
高校の頃の美鈴を思うと、想像もつかない
美鈴がどれ程の過酷な生活をしていたか、その話でも少し想像ができて
俺はクシャリと顔を歪めていた
「でもね!お風呂から出てきてビックリよ!!」



