【完】キミがいた夏〜Four years later〜





「それから、美鈴を乗せて私の家まで連れて行ったの
あのこ、何の抵抗もなく付いて来たけど
本当に行くとこもなかったみたいね
車の中で色々と話をしたわ」



『名前は?』


『……長谷川…美鈴…』


『何歳?』


『18です』


『うーん、まあお酒飲まなきゃ大丈夫か?』


『え?』


『いや、こっちの話しよ』




「私、ときどきやっちゃうのよねぇ~
身寄りのないこを拾って自分のお店で働かせちゃうの」




『ご両親は?どうしてるの?』


『………』




「美鈴はそれを聞くと、途端に口を開かなくなった

ああ…これは何かあるなっとは思ったけれど…

あんなにひどい事情とは思いもしなかったわ」



美鈴の過去…


それは俺もいつか聞かされた


俺なんかが想像するのに余りあるぐらい…


悲しくて目を背けたくなるような話だった