私はエレベーターを降りると迷わず渚の部屋の前まで向かった
ここには何度か来たことがある
もちろんそのどれも呼ばれて来たわけではないけれど…
私は扉の横にあるインターホンを押した
かなり時間は掛かっているけれど、中で人が動く気配はあった
やっぱり寝てたのかな?
そう思った瞬間、部屋の扉が開かれた
──────!?
中から出てきたのは渚ではなく、ショートカットがよく似合う女性
私よりもかなり年上に見える
彼女が身に付けていたのは下着とスリップだけ
急いでそこから視線を外した私に彼女はニッコリ笑って話し出す
「何?渚ならまだ寝てるわよ?」
彼女はジロジロと私を物色するような目を向けた



