【完】キミがいた夏〜Four years later〜





渚のマンションに着いて、エントランスで渚の部屋の番号を押そうと思った時、中からマンションの人が出てきて中に入ることが出来た



今日はラッキーかも


部屋の前まで行って驚かしてやろう



渚の部屋がある6階まで胸をドキドキ弾ませながら、はやる気持ちを落ち着かせていた



それにしても豪華なマンション…



確か渚のお祖父さんがすごくやり手で、バブルが弾けた後に安値で買い上げたと聞いた



安値と言ったって…


まったくうらやましい話


渚って、何かダメなところあるのかな?



ポ━━━‥‥……ンッ……



そんなことを思ったと同時にエレベーターは6階に到着する



バカなことを考えた


彼が唯一、手に入らなかったモノがあるじゃないか