その声を聞いて驚いたのは俺だけではなかった 美鈴は真っ青な顔をして俺を押し退けると、腰まで落ちていたドレスをすぐに引っ張り上げた 「美鈴…」 「ダメ…出てお願い…」 美鈴に再び触れようと伸ばした手を呆気なく拒否される それは今までの拒絶と質が違うように思えた 見ると美鈴は夏だというのに小刻みに震えている 俺はどうすることも出来ずに、ただ美鈴をジッと見つめていた