呪われた愛

ケンボー「いや、それは人が飛び込んだと思えば・・・火事場の馬鹿力とかそういうやつですよ」




ケンボーは少しまずい展開だな、と思った。




刑事「それともうひとつ。あまりあなたの服が濡れてないのはなぜでしょうか?」




ケンボー「服を脱いで入ったからです。服を着てたらうまく泳げないですからね」




ちょっと鋭い刑事だな、とケンボーは思った。




刑事「わかりました。失礼なことをお伺いして申し訳ございません。これも仕事なものですから。もしかしたらまた何かお伺いするかもしれませんが、そのときはなにとぞご協力くださいますようよろしくお願いします」




その後、刑事はケンボーに簡単に挨拶して、家族の部屋に入っていった。




刑事は最後に、私はオザワと言います、と名乗っていった。




ケンボーは病院を後にすることにした。