今日は昨日の左斜め前のテーブルについた。 ちょうどあの時、 苓生と海実が座っていた場所。 「…で、話って?」 「あぁ…あのさッ」 「そんな堅くなんないで!」 「うん…あのさ、 いつも…行き帰り一緒に学校行ったり、 ここでおしゃべりしたりすごく楽しかった。 ありがとう…。」 「どうしたんだよ…急に。」 五十嵐はちょっと笑って また真剣な顔に戻った。