「どうしたの…そんな顔して。」 「いやァ、たいした事でもないし!!」 私は相変わらず、 誤魔化し方が下手だった…。 「嘘。顔に助けてって書いてあるよっ」 「えぇーっ」 私はあわててポーチから鏡を取り、 自分の顔を確認した。 ふぅー。 書いてないのはわかってたけど、 なんか安心した。