アストロ☆ツイン

呆れたようにあたしを見ていた智恵が、口を開こうとした時…


「堀川ー!」


突然自分を呼んだ声に、肩がビクリと動いた。


咄嗟に智恵を見ると、彼女がニヤリと笑った。


「お邪魔虫は退散するわ〜♪」


「えっ?待っ……!」


あたしが止める前に、智恵は逃げるように教室から出て行った。


「堀川?」


「えっ、あっ!なっ、何……?」


いつの間にか目の前まで来ていた香坂君を見ると、彼はいきなり顔の前で両手を合わせた。