そんなあたしの様子を知っている智恵にこの事を話したのは、ついさっきの事…。


すると、彼女はあんな突拍子も無い事を言い出した。


「クリスマスパーティーの準備で恋が芽生えるなんて、めっちゃ青春やーん♪」


「だから……」


「香坂君、優しいもんなぁ。買い出しの時の荷物も、全部持ってくれたって言ってたやん。普段はお調子者やのに、意外と紳士って言うのがポイント高いわ〜」


あたしを完全に無視して話を進める智恵に、もうため息をつく事しか出来なかった。