淡々と話した羅々の口調は、智恵によく似ている。


二人から同じような事を言われて、益々唇を尖らせてしまった。


「羅々は、のえるも羅々も可愛いと思うし。てか、いつまでもそんな事にこだわってても仕方ないやん。男子なんてガキやねんから、適当にあしらえばイイねん」


羅々はそう言い放った後、また幸せそうにプリンを頬張り始めた。


「あたしも、のえるって名前は可愛いとは思うねんけど……」


ポツリと呟くと、眉を下げたままのママがホッとしたように笑った。