「「美味し〜い♪」」


三人でプリンを食べ始めると、ママと羅々が満面の笑みになった。


「頑張って並んだ甲斐あったわ♪」


「さっすがママ!」


「このカラメル、めっちゃ美味しいし!」


「うん!絶妙な甘さ加減が最高!」


「晴稀(ハルキ)にも早く食べさせてあげたいな」


「パパ、喜ぶやろうね!」


盛り上がる二人を前に黙々と食べていると、羅々が眉を寄せた。


「……ほんで、お姉ちゃんは何でそんなに不機嫌なん?」