着替えを済ませた後、妹の羅々の部屋のドアをノックした。


「羅々、ママがプリン食べよって」


「ちょっとお姉ちゃん!ノックくらいしてよ」


「ちゃんとしたやん」


「ノックと開けるのが一緒やったら、意味ないやん」


「わかった、わかった。今度から気をつけるから」


「羅々がノックせぇへんかったら、怒るくせに〜!」


「だから、ごめんって。ほら、ママが待ってるから早く降りよ?」


唇を尖らせた羅々を宥め、リビングに降りた。