いつの間にか俺は中学に入り三回目の春を迎えていた。あれからあの公園は行ってない。 彼女は元気にしているだろうか? 彼女はまだあの公園で練習しているのだろうか? 始業式が終わり俺は昼御飯を食べるため一度家に帰った。 ピンク色の花びらがチラチラと落ちて少し風が吹くと少し舞って。 こんな桜が咲いている時だった。あの子に出会ったのは。名前も知らない俺だけが知っている女の子。 毎日、毎日努力している姿が俺にはすごく励みになったんだ。 会いたい……