家に入る前にこんなことを言ったらなんか嫌な雰囲気になっちゃうじゃない!




でも拓実君は私の頭にポンと手を乗せて




「それを言えば俺もだし。それに…知らないことはこれから知っていけばいいし。春が知りたいことがあるなら何でも答えるよ」




「拓実君…」




「じゃ…入ろっか!」




えぇー!!
まだ心の準備出来てないのに!!




「ちょ、ちょっとまっ…」




ガチャッ




「父さん母さんちょっと来てー」