「それで…さ。誕生日プレゼントの代わりと言っちゃなんだけど…」




「何?できる範囲のことなら私何でもするわよ」




でもその後に聞いた拓実君の言葉あまりに驚きすぎて




「俺の誕生日の来週の日曜日、俺ん家に来て父さんと母さんに会ってくれないかな」




思考回路が止まってしまった




「……は?」




「俺、もう春しかいらないから。春を…紹介しておきたいんだ」




そんなの……