[続]*保健室は秘密の園*

「……ちょっと拓実君?」




私は拓実君をジロリと睨んだ




「ははっ、ごめんごめん。それよりケーキ食べようよ」




「はぁー…そうね」




リビングのテーブルに座りケーキとフォークを並べる




「んー美味しいー」




「春って意外と甘党だよね。コーヒーにも砂糖とミルクたっぷり入れるし」




意外とって何よ意外とって




ていうか私が砂糖とミルクたっぷり入れてるの知ってたんだ




「悪かったわね。似合わず甘党で」